戻る
東漸寺・目隠し銀杏(取手市本郷)
天正2年(1574年)に創建されたといわれているが詳細については分からない。境内には本堂のほか相馬霊場の札所としての大師堂、観音堂がある。観音堂には聖僧行基の作と伝えられる観世音菩薩像が安置されており、家運隆昌、除災招福、特に馬の息災には霊験著しい尊像として敬信を集めている。陰暦7月10日の縁日は俗に萬燈といわれ、近郷近在の信者が境内をうずめ稀に見る賑わいを呈したものである。(説明板より)
写真をクリックすると大きな写真がご覧になれます。
  仁王門
東漸寺仁王門仁王門は元禄3年(1690年)吉田村の清左衛門と称する篤信家の寄進によるものと伝えられ、単層八脚門となっており、市内唯一の建造物である。門の左右には仁王が置かれている。(説明版より)

仁王門の間口から見える巨木が「目隠し銀杏」である。
 
 本堂
東漸寺本堂東漸寺本堂
 
 観音堂
東漸寺観音堂この堂に安置してある馬頭観音は聖僧行基の作と伝えられ、まさに国宝的尊像であります。像の高さ二尺四寸、元は久尺四方の堂宇に納めてあったが、元和3年(1617年)、現在の堂宇を新築して安置され家運長久除災招福、特に馬の息災には霊験著しいとされる。古来世の敬仰頗る尊く、遠くその名が知られていた。
ことに七月九、十日両日の例祭は「寺田の萬燈」といって大護摩修行が行なわれ実に雲集して近村稀に見る賑わいを呈したのであったが明●の末期ごろから次第に頽廃し、昔日の面影は全く失われようとしていた。
然るに昭和25年、観光事業の総合的振興を目的に「茨城百景」を選定するに当たり、この由緒深い寺田観音を茨城百景のひとつである岡堰の内に含め世に紹介する事になった事は誠に喜ばしい事である。(説明板より)

この堂宇は寛政7年(1667年)に創建されたもので、屋根は寄席棟作りで向拝をつけ、木鼻の形式は室町時代末期から江戸時代初期の雰囲気をとどめている。
 
 名前が不明なお堂
東漸寺大師堂中には馬の像が納められている。
 
 目隠し銀杏
東漸寺目隠し銀杏昔、馬のままお堂の前を通ると、落馬するといわれたためお堂と道路の中間に銀杏を植樹して見えないようにしたという。今に残る「目隠し銀杏」がそれである。
 
 ケヤキ                  ケヤキ内の地蔵尊
東漸寺ケヤキ東漸寺ケヤキ内の地蔵
 
戻る

このページの先頭へ