岡堰にある約百メートルの突堤。小貝川を堰して満々と湛えた中に、青松の影をうつした岬は岡堰の添景として尽くし難い。岡堰は寛永七年(一六三〇)、関東郡代伊奈半十郎忠治によって造られ、上流の福岡堰、下流の豊田堰と共に、関東の三大堰の一つである。
古くこの岬は、中洲など共に水流をじぐざくにし、堤防を守る役をしていたという。
岬の中に水神宮が祭られている。岡堰用水組合では、水神宮のお祭りと共に、上州榛名神社へ代参を立てたことが、江戸時代の記録に残っている。
山岳信仰の通有性はあるにしても、特に榛名山を選んだのは、山を水源と仰ぐ心であろう。水は二万石の命である。(説明の道標より) |